神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです(口語訳:あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起こさせ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。)(ピリピ人への手紙2章13節)

1.イザヤ書556節―11
2.ヘブル人への手紙118節―19
3.ヨハネの手紙 第一514節―15

ヤコブの手紙4章1節―4節は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。あなたがたは、欲しがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。願っても受けられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。貞操のない人たち。世を愛することは神に適することであることがわからないのですか。世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。」とキリスト者が世の人々と同じような生き方をしないように勧告しています。なぜなら、世の人々の志や願いの動機は、創造者なる神との関係がなく、神のみこころを知らないために、さまざまな欲や高ぶり、ねたみ(伝道者の書4章4節)によるものだからではないでしょうか。一方、今日の聖句は「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです(口語訳:あなたがたのうちに働きかけて、その願いを起こさせ、かつ実現に至らせるのは神であって、それは神のよしとされるところだからである。)」と、神が与えてくださる志や願いを語るとともに、その志や願いは神が成就することを語っています。キリスト者には聖霊が与えられているので、志や願いが神からのものか世の人々と同じような動機からなのかを本当はわかっているのではないでしょうか。詩篇37篇4節―5節が「主をおのれの喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえてくださる。あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。」と語っているように、神からの願いや志は主が成就されることを喜ぶとともに、成就される時は主の時であることを心に据えて、主を信頼して生きようではありませんか。