正しい者の口はいのちの泉。悪者の口は暴虐を隠す。(箴言1011節)

1.マタイの福音書41節―11
2.ヨハネの福音書653節―69
3.ヨハネの福音書8章43節ー47節
4.エペソ人への手紙41節―24

神である主はアダムに「あなたは、園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木から取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と仰せられてから「人がひとりでいるのは良くない。わたしは彼のために、彼にふさわしい助け手を造ろう。」と仰せられ、アダムのあばら骨一つからエバを造られたので、エバは主のことばを直接聞いていませんでした(創世記2章16節―18節及び21節―22節)。神の警告のことばを直接聞いていなかったためにエバには「善悪の知識の木」という知識もなく、神のことばそのものを知らないことを知った悪魔は「あなたがたは決して死にません。あなたがたがそれを食べるその時、目が開け、あなたがたが神のようになり、善悪を知るようになることを神は知っているのです。」と神のことばを完全に否定しただけでなく、自分は神が教えなかった真理を知っているかのように話し、エバが罪を犯すように仕向けたのでした。その悪魔は今も世全体を支配し、人々に影響を与えていますので(ヨハネの手紙 第一5章19節、エペソ人への手紙2章2節)、神のことばよりもこの世や人間の知恵の方が優れているかのように思わせているのではないでしょうか。悪魔は御霊に満たされたイエス様をも試みましたが、欲に支配さ悪魔のことばに惑わされたエバのようではなく、みことばによって対処され悪魔に勝利したのでした(マタイの福音書4章1節―11節)。イエス様は「いのちを与えるのは御霊です。肉は何の益ももたらしません。わたしがあなたがたに話したことば霊であり、いのちです。(ヨハネの福音書6章63節)」と仰せられました。今日の聖句「正しい者の口はいのちの泉。悪者の口は暴虐を隠す。」を心に据えて、世全体を支配し、ことば巧みに人をだます悪魔の策略に陥らないように、罪を犯させる欲や高ぶりから守られるように「わたしがいのちのパンです。わたしに来る者は決して飢えることがなく、わたしを信じる者はどんなときにも、決して渇くことがありません。(ヨハネの福音書6章35節)」と仰せられたイエス様と心を潤してくださる恵みのみことば(使徒の働き20章32節)そのものに生きようではありませんか。