助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。(ヨハネの福音書14章26節)
1.マタイの福音書10章16節―20節
2.ヨハネの福音書16章2節―8節
3.コリント人への手紙 第一 2章7節―16節
4.ヨハネの手紙 第一 2章18節―27節
イエス様は弟子たちに「人々はあなたがたを会堂から追放するでしょう。事実、あなたがたを殺す者がみな、そうすることで自分は神に奉仕しているのだと思う時が来ます。彼らこういうことを行うのは、父をもわたしをも知らないからです。しかし、わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、その時が来れば、わたしがそれについて話したことを、あなたがたが思い出すためです。わたしがこれらのことをあなたがたに話さなかったのは、わたしがあなたがたといっしょにいたからです。(ヨハネの福音書16章2節―3節)」と、「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのとき示されるからです。というのは、話すのはあなたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの父の御霊だからです(マタイの福音書10章19節―20節)」と仰せられました。今日の聖句「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。」が与えられたのと同時に、ずいぶん前のことになりますが、我が家に来られたスウェーデン人宣教師の話を思い出しました。彼はテルアビブの海岸を散策したり、祈ったりしていてバスに乗り遅れて困っていた時、ひとりの若者が英語で話しかけて来たので、事情を話すとホテルまで送ってくださる、とのことで喜んだのですが、幌をかぶせたトラックの荷台に乗せられたそうです。しかも、そこには数人の若者たちが銃を構えていて「あなたはイギリス人か」と尋ねられたので、「私はスウェーデン人です。」と答えると、「ではスウェーデン語で話せ。」と言われたのですが、突然のことで何を話せば良いのかわからずパニックに陥りそうになったとき、突然ヨハネの福音書3章16 節が思い起こされたのでその聖句を唱えると、彼は「あなたは本当にスウェーデン人ですね。」と言われたので、「どうしてわかりましたか」と尋ねると、彼はスウェーデンの教会がサポートしていた孤児院で育ちましたので、スウェーデンからのお客様が来られるたびに感謝を現すためにスウェーデン語でヨハネの福音書3章16節を唱えるように教えられていたからで、彼が知っていたスェーデン語はその聖句だけであったことを話されたそうです。銃を構えていた人々の顔が笑顔になり、さまざまな果物をたくさんくださり親切にホテルまで送ってくださったとのことでした。主が仰せられたように聖霊の働きがあったことを思いました。否定的な結果を想像して思い煩ったり、心配したりするよりも、必要なことを教え、弱い私たちを助け、キリストにとどまるように導いてくださる聖霊が与えられていることを感謝して生きようではありませんか。