わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことができません。(ヨハネの福音書15章4節)

1.詩篇911節―9
2.ヨハネの福音書1422節―29
3.ピリピ人への手紙46節―7

このところ自宅待機していた方々が突然亡くなることなどを踏まえて、新型コロナウイルスのことを安易に考えないで、いかに恐ろしいものであるかを人々が連呼し、感染をいかに食い止めるかという方策が次から次へと打ち出され、人々が恐れることによって感染が緩和されるように思わされますが、さまざまなことに制限を与える方策は、ある程度の効果をあげることができても、ウイルスに対するものだけでなく経済的な不安や恐れの中に、ストレスの中に人々を追い込んでいるように思わされます。ベツレヘムがききんに見舞われたのでエリメレクの家族は主に助けを求めるのではなく自分たちの考えで全財産をもって、神が与えてくださった場所からモアブの地に引っ越したのですが、そこで夫エリメレクや息子たちが亡くなってしまったのですが、主がご自分の民を顧みて彼らにパンを下さったと聞いて嫁のルツと共に神が与えてくださった地であるベツレヘムに帰ると主の祝福が臨んだだけでなく、ルツはイエス・キリストの系図に記載されたのでした。今のこの時期、人々に必要なのは平安ではないでしょうか。イエス様はこの世が与えることのできない平安を与えることを約束しました(ヨハネの福音書14章27節)。ところで、今日の聖句「わたしにとどまりなさい。わたしも、あなたがたの中にとどまります。枝がぶどうの木についていなければ、枝だけでは実を結ぶことができません。同様にあなたがたも、わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことができません。」は、イエス様のことばです。「実」について、ガラテヤ人への手紙5章22節―23節に「御霊の実は、愛、喜び。平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です。」と語っています。御霊はイエス様を信じた者に与えられています。小池都知事は安全なためにゴールデンウイークは「ステイ・ホーム週間(家にいてください)」と訴えました。世の人々と同調して恐れや思い煩いの中に陥らないように、私たちの心が守られるために、永遠のいのちを与えてくださったキリストを住まいとして、キリストのうちにとどまり、主の平安の中に憩うとともに、主がベツレヘムを顧みてくださったように主が全世界を顧みてくださり、人々が救い主を知ることができるように祈ろうではありませんか。