もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。(コリント人への手紙 第一 15章19節―20節)
1.ヨハネの福音書11章1節-26 節
2.コリント人への手紙 第一 15章3節―11節
3.ペテロの手紙 第一 1章3節―4節
4.黙示録1章4節ー7節
イエス様が弟子たちに「あなたがたはわたしをだれだと言いますか。」と尋ねると、ペテロは「あなたは、生ける神の御子キリストです。」と答えましたが、イエス様がご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえられなければならないことを弟子たちに示し始めると、ペテロはイエス様を引き寄せて「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずがありません。」といさめたのでした。イエス様が「さあ、彼のところへ行きましょう。」と弟子たちに仰せられたことからすると、弟子たちはイエス様が死んだラザロをよみがえらせられたのを見たのですが、イエス様が捕らえられると、「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と言ったにもかかわらず、イエス様が「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」と仰せられたように、様子を見るために捕られられたイエス様の後をついて行ったペテロは人を恐れて三度イエス様を知らないと否定したのでした。しかし、今日の聖句が「もし、私たちがこの世にあってキリストに単なる希望を置いているだけなら、私たちは、すべての人の中で一番哀れな者です。しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。」と語っているように、よみがえられたイエス様を見て、ペテロは「私たちの主イエス・キリストの父なる神がほめたたえられますように。神は、ご自分の大きなあわれみのゆえに、イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。(ペテロの手紙 第一 1章3節)」と単なる望みではなく、生ける望みを持つ者となっただけでなく、イエス様が約束された聖霊に満たされたことによって、もはや人を恐れるのではなく他の使徒たちと一緒に立って声を張り上げて福音を語ったのでした(使徒の働き2章14節―39節)。今日はイースターです。永遠のいのちを与えるために十字架でいのちをささげられたイエス様と初穂として死者の中からイエス様をよみがえらされた父なる神を誉めたたえようではありませんか。