すべて、主の聖徒たちよ。主を愛しまつれ。主は誠実な者を保たれるが、高ぶる者には、きびしく報いをされる。(詩篇31章23節)

1.箴言1618
2.イザヤ書1412節―15
3.ヤコブの手紙41節―10
4.ヤコブの手紙4章13節ー5章6節

イザヤ書14章12節―15節に「暁の子、明けの明星よ。どうしてあなたは天から落ちたのか。国々を打ち破った者よ。どうしてあなたは地に倒されたのか。あなたは心の中で言った。『私は天に上ろう。神の星々のはるか上に私の王座を上げ、北の果てにある会合の山にすわろう。密雲の頂に上り、いと高き方のようにあろう。』しかし、あなたはよみに落とされ、穴の底に落とされる。」と、悪魔は、元来神に仕える御使で、被造物の立場であったにもかかわらず、自分を神と同等に置こうとしたために、やがて底知れぬ穴に落とされ、最終的には火と硫黄の池に投げ込まれ永遠に苦しみ続けることになるのですが、まず天から地に落とされたことを語っています。ところで、神は人に「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と仰せられたにもかかわらず、エバもアダムも「神のようになる」という悪魔のことばに誘発されて罪を犯したために、悪魔に支配される状況に陥ってしまったため、世全体が悪魔の支配下に置かれてしまったことをハネの手紙 第一5章19節は語っています。それ以来、人も被造物の立場をわきまえず、神々さえも造り、人間の知恵を誇るような高ぶりの中に生きているのではないでしょうか。エレミヤ書9章23節―24節は「主はこう仰せられる。『知恵ある者は自分の知恵を誇るな。つわものは自分の強さを誇るな。富む者は自分の富を誇るな。誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、わたしを知っていることを。わたしは主であって、地に恵みと公義と正義を行うものであり、わたしがこれらのことを喜ぶからだ。―主の御告げー』」と、神の民がこの世の人々の生き方と同調しないように仰せられています。新型コロナウイルスは人々に恐怖を与えているだけでなく、人の無力さをも暴露しているのではないでしょうか。旧約聖書は疫病が起こる原因は罪にあることを語っています。新薬が開発されても、やがて世界に臨む大患難時代には35Kgほどの雹が降ることなど(黙示録16章21節)さまざまな自然災害や戦争が起こることが黙示録に書かれてありますが、そこには人々がまことの神に立ち返ってほしいという神の願いがあることをも示唆しています。今日の聖句が「すべて、主の聖徒たちよ。主を愛しまつれ。主は誠実な者を保たれるが、高ぶる者には、きびしく報いをされる。」と勧めているように、私たちのためにいのちをささげてくださっただけでなくきょうも罪に定められないようにとりなしていてくださる主を愛するとともに、コロナウイルスが終息するように、感染された方々や恐れの中におられる方々に福音が届くように、多くの方々がまことの神に立ち返るように祈ろうではありませんか。