私の兄弟たち。あなたがたのうちに、真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を連れ戻すようなことがあれば、罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい。(ヤコブの手紙5章19節―20節)
1.箴言10章11節―13節
2.マタイの福音書18章12節―14節
3.ペトロの手紙一第4章7―11節
今日の聖句「私の兄弟たち。あなたがたのうちに、真理から迷い出た者がいて、だれかがその人を連れ戻すようなことがあれば、罪人を迷いの道から引き戻す者は、罪人のたましいを死から救い出し、また、多くの罪をおおうのだということを、あなたがたは知っていなさい。」と、キリスト者が知っておくべきことについて語っていますが、「あなたがたのうちに、真理から迷い出た者」ということばから今日の聖句が語る「罪人」はキリスト者であることがわかります。律法の専門家からの「先生。律法の中で、たいせつな戒めはどれですか。」と尋ねられたイエスさまは「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これが大切な第一の戒めです。『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。」と言われたにも関わらず、パウロは「私は、キリストの恵みをもってあなたがたを召してくださった方を、あなたがたがそんなにも急に見捨てて、ほかの福音に移って行くのに驚いています。ほかの福音といっても、もう一つ別に福音があるのではありません。あなたがたをかき乱す者たちがいて、キリストの福音を変えてしまおうとしているだけです。・・・いま私は人に取り入ろうとしているのでしょうか。いや、神に、でしょう。あるいはまた、人の歓心を買おうと努めているのでしょうか。もし私がいまなお人の歓心を買おうとするようなら、私はキリストのしもべとは言えません。(ガラテヤ人への手紙1章6節―7節)」と、すでに神との関係よりも人間関係に重きをおいてしまう問題が起きていたことを指摘しています。ヘブル人への手紙12章2節は、イエス様が各自の信仰を完成させてくださる、と語っているにも関わらず、礼拝を休みがちであったり、教会に来なくなった兄弟姉妹に対して、イエスさまがペテロのために信仰がなくならないようにとりなされたようにすべてのキリスト者のためにとりなしておられるのを忘れて「信仰をなくしたのではないか」などと非難してしまうことがあるのではないでしょうか。とかく、3000人が救われたことに目が向いてしまい、リバイバルは人が増えることのように思われがちですが、宣教の働きが祝され大収穫が起こる前に、ペテロをはじめ、使徒たちが聖霊の力に満たされ人を恐れずに大胆に福音を語った姿に変えられたように、リバイバルはまずキリスト者が生き返ることではないでしょうか。直接真理から迷い出ておられる方々にどなたを主が遣わされるかどうか私たちにはわかりませんが、彼らの心に内住しておられる聖霊が今は消されている状態、悲しんでいる状態であっても、主が主の時に聖霊の力でおおってくださり、その方の「たましい」がリバイブ(生き返る)されるように、主が適切な方をお遣わしくださるように祈ろうではありませんか。