あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。あなたがたはすでに死んでおり、あなたがたのいのちは、キリストとともに、神のうちに隠されてあるからです。(コロサイ人への手紙3章2節―3節)

1.ローマ人への手紙66節―11
2.エペソ人への手紙21節―6
3.ピリピ人への手紙3章17節―21節

パウロは「あなたがたは自分の罪過と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあってこの世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。私たちもみな、かつては不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。(エペソ人への手紙2章1節―3節)」とキリスト者になる前は、この世の流れ、世全体を支配している悪魔や悪霊、欲望に支配されていたことを語っていますが、「ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜ったものを、私たちが知るためです。(コリント人への手紙 第一2章12節)」と、キリスト者には神の御霊が与えられ、悪魔や悪霊の支配から解放されたのは神の働きですが、パウロは「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れら、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)」と、日々キリスト者がなすべきことを語っていますが、それを実行することができる秘訣を今日の聖句「あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい。あなたがたはすでに死んでおり、あなたがたのいのちは、キリストとともに、神のうちに隠されてあるからです。」に見ることができるのではないでしょうか。イエス様は「主よ。あなたの御名を使うと、悪霊どもでさえ、私たちに服従します。」と喜んで報告した七十人の弟子たちに「悪霊どもがあなたがたに服従するからといって、喜んではなりせん。ただあなたがたの名が天に書きしるされていることを喜びなさい。」と仰せられたように、国籍が天にあることを、私たちが受けるべき罰をうけてくださっただけでなく、今もとりなしていてくださるイエス様がおられることを、イエス様とともに天に座するものとされていることを感謝しながら生きようではありませんか。