聖書箇所

私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。(哀歌3章22節)

<関連聖句>

1.詩篇511節―9
2.ルカの福音書621節―28
3.エペソ人への手紙21節−9節

<メッセージ>

神から「善悪の知識の木からは取って食べてはならない。それを取って食べるとき、あなたは必ず死ぬ。」と警告を受けていたにも関わらず妻の声に聞き従って善悪の木の実を食べてしまったアダムとエバのために皮の衣を作って着せてくださいましたし、アベルを殺害したカインが「私の咎は、大きすぎて、にないきれません。ああ。あなたはきょう私をこの土地から追い出されたので、私はあなたの御顔から隠れ、地上をさまよい歩くさすらい人とならなければなりません。それで、私に出会う者はだれでも、私を殺すでしょう。」と申し上げると、主は「それだから、だれでもカインを殺す者は、七倍の復讐を受ける。」と仰せられ、カインに出会う者が、だれも彼を殺すことのないようにカインに一つのしるしを与えられたのでした。しかも、カインをアベルを殺害した土地から追い出したのは、その土地を耕しても収穫を得ることができなからで、カインを生かすためであったのであり、カインはエノクという町を建てたのでした(創世記4章1節―17節)。律法学者とパリサイ人から「先生。この女は姦淫の現場でつかまえられたのです。モーセの律法の中で、こういう女を石打するように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」と問い続けたのでイエス様が「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に石を投げなさい。」と仰せられると、だれも石を投げられなかったのでした。その上、詩篇139編1節―2節が「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。あなたこそ私のすわるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られます。」と語っているように、イエス様は女性がどんな気持ちでいるのかを見て取られたのでしょう。その女性に「わたしもあなたを罪に定めない。行きなさい。今からは決して罪を犯してはなりません。」と仰せられたのでした。今日の聖句が「私たちが滅びうせなかったのは、主の恵みによる。主のあわれみは尽きないからだ。」と語っているように、神は驚くべきことに、まず罪を取り除き、罪から人類を救うために全く罪のない御子イエス様をこの世に人としてお遣わしになり罪人の受けるべき罰をうけてくだったのでした。主は私たちが罪に定められないようにとりなしていてくださることを心に留め、私たちも偶像崇拝をしている日本の罪を赦していただくようにとりなして祈るだけでなく、主を信じる信仰が与えられるように祈ろうではありませんか。