聖書箇所

志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主はとこしえの岩だから。(イザヤ書26章3節―4節)

<関連聖句>

1.詩篇7321節―28
2.マタイの福音書715節―27
3.ピリピ人への手紙213節―16

<メッセージ>

人はさまざまな志を持ちますが、どんなに素晴らしい志であっても、想定外の出来事が起きるとその志が頓挫してしまう可能性があるのではないでしょうか。イエス様は人々に「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです。」と語ってから、「ある金持ちの畑が豊作であった。そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。』そして、自分のたましいにこう言おう。『たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ』しかし神は彼に言われた。『愚か者、おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか』自分のためにたくわえても、神の前に富まない物はこのとおりです。」と(ルカの福音書12章15節―21節)、神を考慮しなかった金持ちの志は、箴言27章1節は「あすのことを誇るな。一日のうちに何が起こるか、あなたがたは知らないからだ。」と語っていますが、その日の夜には無に帰してしまったのでしたが、ピリピ人への手紙2章13節が「神は、みこころままに、あなたがたのうちに働いて志をたてさせ、事を行わせてくださるのです。」と、神はキリスト者に志を与えるだけでなく、それを行うようにお働きくださることを語っているのではないでしょうか。今日の聖句が「志の堅固な者を、あなたは全き平安のうちに守られます。その人があなたに信頼しているからです。いつまでも主に信頼せよ。ヤハ、主はとこしえの岩だから。」と、勧めているように、私たちの心に主が与えてくだった志ならば、主が成就してくださることを心に留め、どんな抵抗があっても、どんな出来事があってもその背後に主のご計画や主の時があることを覚え、とこしえの岩である主を信頼して生きようではありませんか。