聖書箇所

主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。(詩篇147篇11節)

<関連聖句>

1.歴代誌 第二201節―23
2.詩篇154節―14
3.詩篇1152節―13

<メッセージ>

ヨハネの福音書3章16節―17節は「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。神が御子を世に遣わされたのは、世をさばくためではなく、御子によって世が救われるためである。」と、神がなぜイエス様をこの世に遣わされたかを語っています。しかし、ヨハネの福音書1章9節―11節「すべての人を照らすそのまことの光が世に来ようとしていた。この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分のくにに来られたのに、ご自分の民は受け入れなかった。」と、語っているようにユダヤ人の指導者たちの中にもイエス様を信じる者がたくさんいましたが(ヨハネの福音書12章42節)、安息日に人をいやされたり、ご自身を神と等しくしたり、神を自分の父と呼んでいたためにユダヤ人たちはイエス様を強盗バラバの代わりに十字架につけたのでした。イエス様のことを民衆や指導者たちがあざ笑っただけでなく、十字架に架けられた犯罪人の一人もイエス様に悪口を言い、「あなたはキリストではないか、自分と私たちを救え」と言ったのですが、もうひとりの犯罪人は彼をたしなめて「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」と言ってから「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときは、私を思い出してください。」と申し上げると、今日の聖句が「主を恐れる者と御恵みを待ち望む者とを主は好まれる。」と語っているように、イエス様は「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」と約束されたのでした。「あなたはきょう、わたしとともにパラダイスにいます。」と言われた犯罪人のように、主がどんな偉大な方であるかを思い起こすだけでなく、主は私たちの信仰がなくならないように祈っていてくださることを、罪に定められないように私たちのためにとりなしていてくださる恵みとまことに満ちておられる方であることを心に据え、ヨハネの福音書1章16節が「私たちはみな、この方の満ち満ちた豊かさの中から、恵みの上にさらに恵みを受けたのである。」と語っているように、主が喜ばれるように、いつでも主の恵みを待ち望んで生きようではありませんか。