コリント人への手紙 第一 3章18節―19節
だれも自分を欺いてはいけません。もしあなたがたの中で、自分は今の世の知者だと思う者がいたら、知者になるために愚かになりなさい。なぜなら、この世の知恵は、神の御前では愚かだからです。こう書いてあります。「神は、知者どもを彼らの悪賢さの中で捕らえる。」
<関連聖句>
1.使徒の働き17章16節―32節
2.ローマ人への手紙1章20節―25節
3.コリント人への手紙 第一 1章18節―31節
<メッセージ>
科学や医学の驚くべき進歩によって他の惑星に探索機を送ったり、内視鏡で手術がなされるなど、人間の知恵に驚嘆し、科学や医学が神にとって代わるような時代になり、霊的な面においても人間の知恵によって考案された心理学による解釈がもてはやされ、聖霊の働きを弱めてしまうような傾向が見受けられるような状況が起きているのではないでしょうか。
小惑星リュウグウやさまざまな惑星に探索機を送っているのは、地球以外に人間が住むことができる惑星があるかどうかを探索しているためであることを宇宙飛行士のひとりの人が語っていました。
創世記1章は地球の成り立ちや人がどのように創造されたかを教えており、人が生存できるのは地球以外にないことを語っていますが、人間は人の知恵を神の知恵以上に評価し、地球誕生や人間誕生について知恵を駆使して様々な説を打ち立てながら模索し続けているのではないでしょうか。
聖書は地球や人類の誕生だけでなく、死について、死に勝利する道、復活の事実を語っているにも関わらず、人々は宗教の一つと考えているのではないでしょうか。
池上彰氏は創造論の博物館を訪問しインタビューをした後で「今でも、アメリカには神が人を創造されたと信じている方々がおられるのですね。」と語っていました。
今日の聖句は「だれも自分を欺いてはいけません。
もしあなたがたの中で、自分は今の世の知者だと思う者がいたら、知者になるために愚かになりなさい。
なぜなら、この世の知恵は、神の御前では愚かだからです。
こう書いてあります。
『神は、知者どもを彼らの悪賢さの中で捕らえる。』」と池上氏は博学で色々勉強されておられることがわかりますが、コリント人への手紙 第一 2章14節が「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。
それらは彼には愚かなことだからです。
また、それを悟ることができません。
なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。」と語っているように、肝心な、神やキリスト教に対する知識は宗教の範囲を脱しておられないことを思わされました。
今日の聖句が語っているように、自分を知者と思っておられる方々に福音が届きますように祈ろうではありませんか。