あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通ってきたのです。(ペテロの手紙第一5章7節ー8節)

1.民数記13章25節ー14章9節及び30節
2.マタイの福音書16章15節ー23節
3.エペソ人への手紙4章26節ー32節
4.ヤコブの手紙4章1節ー7節

殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められると、ペテロはイエス様を引き寄せて「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」といさめ始めると、イエス様が振り向いて「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ(2017年訳:つまずかせるものだ)。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と仰せられたように、悪魔は神よりも人のことを思い、神のみこころよりも自分や自分の考えや情に生きるように仕向けてきます。二度悪魔の試みにあった(ルカの福音書22章31節ーペテロは「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。」と、警告するとともに悪魔の策略に惑わされないように、「堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」と、神との関係を第一にするように考慮するように勧めてから「ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通ってきたのです。」と、自分だけが苦しんでいる、と思いがちになってしまいますが、信仰に生きた人々のことを思い起こすように語っています。主はヨシュアに二度強くあれ雄々しくあれ、と仰せられても恐れがあったのでしょう三度目にはあなたの行く所どこにでも一緒におられることを保証され、「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない、おののいてはならない。」と命じられたのでした。主がいつもともにいてくだることを忘れないようにしようではありませんか。