あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙第一121節)

1.ルカの福音書2231節ー32
2.使徒の働き31節ー16
3.ヘブル人への手紙122節ー3
4.ペテロの手紙第一57節ー11

イエス様は捕らえられる前にペテロに「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。だからあなたは、立ち直ったら兄弟たちを力づけてやりなさい。」仰せられたのですが、ペテロが「主よごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と言ったので、イエス様はペテロが三度イエス様のことを知らないと言うことを預言されたのでした(ルカの福音書2231節ー34節)。彼は三度目に言い終えないうちに鶏が鳴き、イエス様が振り向いてペテロを見つめられたので、彼はイエス様に言われたことを思い出して外に出て激しく泣いて自分の信仰に挫折したのですが、死からよみがえられたイエス様に再びお会いし、聖霊に満たされたペテロは「あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。」と信仰も希望も主から与えられるものであることを知ったのでした。ペテロは「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを探し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。」と勧めてから「ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。あらゆる恵みに満ちた神、すなわち、あなたがたをキリストにあって永遠の栄光の中に招き入れてくださった神ご自身が、あなたがたをしばらくの苦しみのあとで完全にし、堅く立たせ、強くし、不動の者としてくださいます。(ペテロの手紙第一5章8節ー10節)」と語っています。私たちもペテロのようにサタンの試みに会って自分の信仰の弱さを思い知らされるような時がありますが、そのような時にこそ、信仰がなくならないように主が祈っていてくださることを思い起こすと共に、サタンが私たちを試みることを許された恵みに満ちた神ご自身が揺るぎない信仰に生きるようにしてくださることを忘れないようにしようではありませんか。