もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。(ヨハネの福音書8章31節ー32節)

1.ヨハネの福音書17章17節ー20節
2.ローマ人への手紙5章6節ー11節
3.ローマ人への手紙6章17節ー23節
4.ローマ人への手紙7章18節ー8章16節

人は人に支配されず、自分の思いのまま生きられるような状態を「自由」と考えがちですが、イエス様が「もしあなたがたが、わたしのことばにとどまるなら、あなたがたはほんとうにわたしの弟子です。そして、あなたがたは真理を知り、真理はあなたがたを自由にします。」とアブラハムの子孫として選民意識のあるユダヤ人たちに話されると、彼らが「私たちはアブラハムの子孫であって、決してだれの奴隷になったこともありません。あなたはどうして、『あなたがたは自由になる』と言われるのですか。」と言ったので、イエス様は「まことに、まことに、あなたがたに告げます。悪を行っている者はみな、罪の奴隷です。奴隷はいつまでも家にいるのではありません。しかし、息子はいつまでもいます。ですから、もし子があなた方を自由にするなら、あなたがたはほんとうに自由なのです。」と、人の奴隷になったことがなくても罪に支配されていることを話され、自由は真理との関係、イエス様の関係において成り立つことを話されました。本当の自由は、死をもたらす罪や神の怒りから自由になる道は、「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。(ヨハネの福音書14章6節)」と仰せられたキリスト・イエスにあるだけでなく、パウロが「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、『アバ、父』と呼びます。」と語っているように、罪や死、神の怒りだけでなく、この世の霊、すなわち悪魔や悪霊の支配からも自由にされていることをも感謝して生きようではありませんか。