人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅びうせる獣に等しい。(詩篇49篇20節)
1.詩篇73篇1節ー22節
2.詩篇119篇129節ー130節
3.伝道者の書3章1節ー11節
4.ダニエル書4章19節ー37節
創世記2章7節に「神である主は土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで人は生き物となった。」とある一方同章19節には「神である主は土からあらゆる野の獣と、あらゆる空の鳥を形造り、それにどんな名を彼がつけるのかを見るために、人のところに連れて来られた。」と、人を創造された時と異なって「いのちの息」が吹き込まれたことは書かれていません。ですから、人と他の被造物には決定的な違いがあるのです。ところで、今日の聖句は「人はその栄華の中にあっても、悟りがなければ、滅びうせる獣に等しい。」と、この世の豊かさを持っていても、神を考慮しないと、単に創造されただけで神からの息を持っていない獣と等しい状態になることを語っています。アサフは「どうして神が知ろうか。いと高き方に知識があろうか。」と、神を軽んじながらも経済的に豊かで高ぶっている人たちを見て、そのような人たちをねたんだのですが、神の聖所に入って答えを得た彼は「私の心が苦しみ、私の内なる思いが突き刺されとき、私は、愚かでわきまえもなく、あなたの前で獣のようでした。」と告白しました。キリスト者は、人が羨むようなこの世の豊かさを持っていなくても、永遠のいのちが与えられていること、天にあるすべての霊的祝福をもって祝福された者とされていることを忘れずに、主を誉めたたえて生きるようにしようではありませんか。