愛する者たちよ。あなたがにお勧めします。旅人であり寄留者であなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。(ペテロの手紙第一2章11節)

1.ローマ人への手紙7章15節ー8章10節
2.ガラテヤ人への手紙5章13節ー25節
3.エペソ人への手紙2章1節ー9節
4.ピリピ人への手紙3章17節ー4 章1節

ペテロはキリスト者に「愛する者たちよ。あなたがにお勧めします。旅人であり寄留者であなたがたは、たましいに戦いをいどむ肉の欲を遠ざけなさい。」と勧めていますが、ヨハネの手紙第一2章16節に肉の欲はこの世から出たもの、とありますから、この世と調子を合わせないで生きることを意味するのではないでしょうか。ところで、ソロモンが「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。(伝道者の書3章1節ー2節)」と語ってるように、すべての人は永遠にこの世で生きることはできずにやがてこの世を去らなくてはならない時が来ることを思うと、キリスト者だけでなく、すべての人は旅人であり寄留者なのではないでしょうか。イエス様がこの世にあっては患難がある、と仰せられたように、悪魔はイエス様を試みたように、滅びに向かわせるこの世に私たちの目や心を向けさせ肉の欲に生きるように誘惑しますが、キリスト者は滅びる者ではなく、また、死後どこに行くのか目的地がわからないのではなく、パウロが「私たちの国籍は天にあります(ピリピ人への手紙3章20節)」と語っているように確かな定住地、しかも永遠の住まいである天国が約束されてることを忘れずに、天を目指して一心に生きるようにしようではありませんか(ピリピ人への手紙3章14節)。