ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。(ローマ人への手紙11章33節)

1.伝道者の書3章1節ー11節
2.イザヤ書55章6節ー11節
3.コリント人への手紙第一1章18節ー31節
4.コリント人への手紙第一2章1節ー12節

主は「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。彼は、アナニヤという者が入って来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」とアナニヤに仰せられたのですが、彼は「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなひどいことをしたかを聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」とサウロとも呼ばれていたパウロについて申し上げたのですが、主は「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」と仰せられたのでした。教会を迫害していたにもかかわらず、主は使徒として選ばれたのですが、それはパウロにとっても思いもよらないことであったと思います。キリスト者になったことによって彼自身が迫害される者となって立場が逆になりましたが、彼は恵みを深く知る者となられたのでした。今日の聖句「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。」は、そのパウロのことばです。私たちにはわからないことが多々ありますが、自分がどう思うと、人が何を言おうが、恵みによって救われ、天に受け継ぐ資産を持つ者、主に選ばれた存在であることは確かなことです。そのことを忘れないようにしようではありませんか。