あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。(ペテロの手紙第一1章21節)

1.マタイの福音書14章22節ー36節
2. ルカの福音書22章20節ー34節
3.使徒の働き3章1節ー16節
4.ペテロの手紙第一1章3節ー16節

イエス様はこの中でだれが一番偉いだろうと議論を始めた弟子たちに「異邦人の王たちは人々を支配し、また人々の上に権威を持つ者は守護者と呼ばれています。だが、あなたがたがたは、それではいけません。あなたがたの間で一番偉い人は一番年の若い者のようでありなさい。また、治める人は仕える人のようでありなさい。」とせ仰られてから「あなたがたこそ、わたしのさまざまの試練の時にも、わたしについて来てくれた人たちです。わたしの父がわたしに王権を与えてくださったように、わたしもあなたに王権を与えます。それであなたがたは、わたしの国でわたしの食卓について食事をし、王座について、イスラエルの十二部族をさばくのです。」と仰せられたので、ペテロは「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と申し上げましたが、イエス様はペテロの信仰がなくならないように祈られたことだけでなく、「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに三度、わたしを知らないと言います。」と仰せられたのでした。ペテロは人を恐れてイエス様を否定した後でイエス様のことばを思い起こして激しく泣いたのですが、イエス様が死からよみがえられたことによって、生ける希望を知る者(ペテロの手紙第一1章3節)、信仰はキリストによって与えられるものであることを知り「あなたがたは、死者の中からこのキリストをよみがえらせて彼に栄光を与えられた神を、キリストによって信じる人々です。このようにして、あなたがたの信仰と希望は神にかかっているのです。」と励ましています。死によって消滅してしまうような希望ではなく、この世が与えるこのできない希望があることを、ヘブル人への手紙12章2節が勧めているように、私たちの弱さをよくご存知でとりなしていてくださる、信仰の完成者であられる恵みとまことに満ちておられるイエス様から目を離さないように御霊に助けていただこうではありませんか。