主は、あわれみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである。(詩篇103篇8節)

1.サムエル記第一30章1節ー20節
2.マタイの福音書9章35節ー36節
3.マタイの福音書14章14節ー33節
4. ルカの福音書18章35節ー43節

ダビデはサウル王も兵士たちも恐れていたゴリアテとの戦った時は「おまえは、剣と、槍と、投げ槍を持って、私に向かって来るが、私は、おまえをなぶったイスラエルの先陣の神、万軍の主の御名によって、おまえに立ち向かうのだ。・・すべての国は、イスラエルに神がおられることを知るであろう。この全集団も、主が剣や槍を使わずに救うことを知るであろう。この戦いは主の戦いだ。主はおまえたちをわれわれの手に渡される。(サムエル記第一17章45節ー47節)」と言って勇敢にもひとりで戦い勝利をおさめたのですが、その戦いから帰還すると女性たちが「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った。」と笑いながら繰り返し歌ったのを聞いたサウルから疑いの目でみられ、いのちを狙われると、サウルを恐れて、主を信頼するよりも自分の考えで逃亡生活をし、祭司(サムエル記第一21章)やアキシ王を騙して(サムエル記第一27章)罪を犯したのですが、窮地に陥った時、ダビデが主に助けを求めると主は怒ることなく、主は恵みをもって勝利を与えられたのでした(サムエル記第一30章)。それゆえダビデは「主は、あわれみ深く、情け深い。怒るのにおそく、恵み豊かである。」と証ししています。恐れや思い煩いなど心に不安を覚える時、主を見上げ、正直に心のうちを、「私を憐んでください。助けてください。」とすなおに主に申し上げ、主に助けていただこうではありませんか。