主を恐れよ。その聖徒たちよ。彼を恐れる者には乏しいことはないからだ。(詩篇34篇9節)

1.申命記8章1節ー18節
2.詩篇23篇1節ー6節
3.マタイの福音書6章7節ー8節及び27節ー33節
4.ピリピ人への手紙4章8節ー13節

イスラエルの民は約束の地を目の前にしながら、「私たちより先に人を遣わし、私たちのために、その地を探らせよう。私たちの上って行く道や、入って行く町々について、報告を持ち帰らせよう」とモーセに提案したので、モーセは約束の地について必要な情報はすでに主から聞いていたにもかかわらず、民の意見に同意し、主の助言に従って12部族の長老たち12人を遣わしたのですが(申命記1章22節ー23節)、その時モーセは目で見た状況を報告するように命じられたのでした(民数記13章1節ー20節)。その結果、民は約束の地について悪く言いふらした者たちのことばを信じ「私たちはエジプトの地で死んでいたらよかったのに、できれば、この荒野で死んだ方がましだ。なぜ主は、私たちをこの地に導いて来て、剣で倒そうとされるのか。私たちの妻子は、さらわれてしまのに。エジプトに帰ったほうが、私たちにとって良くないか。」とつぶやき、「主にそむいてはならない。」と助言したカレブとヨシュアを石で打ち殺そうとしましたが、モーセがとりなされたので、主は彼らの願いどおり、ヨシュアとカレブ以外の20歳以上の者たちが荒野で亡くなるために四十年間荒野を旅するようにされたのですが、その間民が生きるために必要なものをすべて与えられたのでした。パウロは「どんな境遇にあっても満ち足りることを学びました。(ピリピ人への手紙4章11節)」と語っていますがその秘訣は、主を恐れる(畏れる)ことにあるのではないでしょうか。主の偉大さを、恵みとまことに満ちておられるキリスト・イエスにある神の愛を忘れないようにしようではありませんか。