どうか悪者の悪があとを絶ち、あなたが正しい者を堅く立てられますように。正しい神は、心と思いを調べられます。(詩篇7篇9節)
1.サムエル記第一16章1節ー7節
2.サムエル記第二16章5節ー12節
3. 詩篇139篇1節ー6節
4.エレミヤ書17章9節ー10節
今日の聖句は「どうか悪者の悪があとを絶ち、あなたが正しい者を堅く立てられますように。」と願うと同時に、「正しい神は、心と思いを調べられます。」と、神がどのような方であるのかを知る必要があることをも語っています。アブラハムは心の中で「百歳の者に子どもが生まれようか。サラにしても、九十歳の女が子を産むことができようか。(創世記17章17節)」と、ダビデも心の中で「私はいつか、いまに、サウルの手によって滅ぼされるだろう。ペリシテ人の地にのがれるよりほかに道はない。そうすれば、サウルは、私をイスラエルの領土内で、くまなく捜すのをあきらめるであろう。こうして私は彼の手からのがれよう。(サムエル記第一27章1節)」と言ったように、人は心の中で色々考え決断を下す働きをしますが、「思い」というのはヘブル語では「キルヤー」でいけにえとなる動物の腎臓を表す言葉で、詩篇139篇13節では私たちの内臓と訳されており感情に関わる部分であるために、感情に支配されると肉の思いに走ってしまい心の安定感が失われてしまうのではないでしょうか。興味深いことにパウロは「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト。イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6節ー7節)」と、心と思いが守られる秘訣を語っています。すべてのこと益としてくださり、私たちを堅く立たせてくださる主に感謝し、主を誉めたたえて生きるようにしようではありませんか。