この世で富んでいる人たちに命じなさい。高ぶらないように、またたよりならない富に望みを置かないように。むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。(テモテへの手紙第一6章17節)

1.箴言30章7節ー9節
2.ダニエル書 4章18節ー37節
3.マタイの福音書6章19節ー21節
4.テモテへの手紙第一2章1節ー4節

神が「あなたに何を与えようか。願え。」とソロモンに仰られると、その時には神を愛していたので「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。だれに、このおびただしいあなたの民をさばくことができるでしょうか。」と、申し上げると、その願いは主のみこころにかなったので主は「今、わたしはあなたの言ったとおりにする。見よ。わたしはあなたに知恵の心と判断する心とを与える。」と仰せられただけでなく、彼が願わなかったのですが、通常、世の人々が求めている富や誉れを与えることを約束されたのでした( 列王記第一3章3節ー13節)。ソロモンは神から与えらた知恵をもってこの世のさまざまな分野を究極まで探索した結果、「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は前であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてもわざをさばかれるからだ。(伝道者の書12章13節ー14節)」と結論付けたのでした。イエス様は「だれも、ふたりの主人に仕えることはできません。一方を憎んで他方を愛したり、一方を重んじて他方を軽んじたりするからです。あなたがたは神にも仕え、また富にも仕えるということはできません。(マタイの福音書6章24節)」と警告したのでした。ネブカデネザル王は高ぶったために人間の中から追い出されホームレスを経験したのですが、主が定めた期間が終わった時に理性が戻り、「天の王を賛美し、あがめ、ほめたたえる。そのみわざはことごとく真実であり、その道は正義である。また、高ぶって歩む者をへりくだった者とされる」と告白して、真の賛美者となったのでした(ダニエル書 4章18節ー37節)。今日の聖句が「この世で富んでいる人たちに命じなさい。高ぶらないように、またたよりならない富に望みを置かないように。むしろ、私たちにすべての物を豊かに与えて楽しませてくださる神に望みを置くように。」と語っているように、この世の富んでいる方々のために祈ろうではありませんか。