主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。(詩篇139篇1節)

1.サムエル記第一16章4節ー7節
2.エレミヤ書17章9節~10節
3.ヨハネの福音書2章23節ー25節
4.ヘブル人への手紙4章13節ー16節

カインとアベルはそれぞれ主へのささげ物を持って来ましたが、主は、アベルとそのささげ物とに目を留められましたが、カインとそのささげ物に目を留められなかったので、カインはひどく怒り、顔を伏せたのですが、主は彼に「なぜ、あなたは憤っているのか。なぜ、顔を伏せているのか。あなたが正しく行ったのであれば、受け入れられる。ただし、あなたが正しく行っていないのなら、罪は戸口で待ち伏せして、あなたを恋い慕っている。だが、あなたは、それを治めるべきである。」と仰せられたのですが、彼は弟アベルを殺害してしまったのでした(創世記4章3節ー8節)。興味深いことにカインのささげ物については「地の作物から」とあり、アベルのささげ物については「羊の初子の中から、それも最上のもの」とあります。人は自分の取っている行動について、その思いまで人は探ることができませんから、言い訳けを言ってごまかすこともできますし、ペテロのように「主よ。ご一緒になら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と豪語しましたが、結局イエス様が仰られたように三度イエス様を知らない、と言って挫折しましたが、イエス様は事前にそのことをご存知でペテロの信仰がなくならないように祈られたのでした。今日の聖句が「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。」と語っているように、私たち以上に私たちのことをよくご存知な主は私たちの弱さに同情できないような方ではなく、すべてのことを働かせて益としてくださいますし、私たちのためにとりなしていてくださるのです(ローマ人への手紙8章34節)。恵みとまことに満ちておられる主に心のうちを正直に打ち明け、心の重荷をおろして生きるようにしようではありませんか。