悪い者をねたんではならない。彼らとともにいることを望んではならない。(箴言24章1節)

1.詩篇1篇1節ー6節
2.詩篇37篇1節ー13節
3.詩篇73篇1節ー28節
4. ヤコブの手紙1章12節ー22節

人は世界平和を願い求めながら、戦いや争いが絶えない歴史を抱えていますが、ヤコブの手紙4章1節は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」と人類が抱えている問題の源は欲望にあることを語っています。今日の聖句は「悪い者をねたんではならない。彼らとともにいることを望んではならない。」と、助言を与えています。なぜならガラテヤ人への手紙5章21節が「ねたみ」は肉の行いであることを語っているように、悪い者をねたんでしまうと、肉に生きている悪い者と同じ状態に陥ってしまうからではないでしょうか。アサフは誇り高ぶる者を見て、ねたみ悩みましたが(詩篇73篇1節ー3節)」、目線を悪者から離してから「私の心が苦しみ、私の内なる思いが突き刺されたとき、私は、愚かで、わきまえもなく、あなたの前で獣のようでした。」と告白するとともに「しかし私は絶えずあなたとともにいました。あなたは私の右の手をしっかりつかまえられました。あなたは私をさとして導き、後には栄光のうちに受け入れてくださいましょう。天では、あなたのほかに、だれを持つことができましょう。地上では、あなたのほかに私はだれをも望みません。」と告白しています(詩篇73篇21節ー25節)。恵みによって罪や死、情欲からも救われていることを忘れて、自分の義に生きて肉の行いに走らないように、私たちの信仰がなくならないようにとりなしていてくだる主を見上げて、悪い者に福音が届くように祈ろうではありませんか。