義は平和をつくり出し、義はとこしえの平穏と信頼をもたらす。(イザヤ書32章17節)

1.ローマ人への手紙3章19節ー26節
2.ローマ人への4章25節ー5章11節
3.エペソ人への手紙2章1節ー19節
4.ピリピ人への手紙3章2節ー9節

人はみな平和な世界を、平穏な生活を望んでいるにもかかわらず、それを妨げるようなことが多々起こっていますが、ヤコブは「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。あなたがたは、ほしがっても自分のものにならないと、人殺しをするのです。うらやんでも手に入れることができないと、争ったり、戦ったりするのです。あなたがたのものにならないのは、あなたがたが願わないからです。願っても受け入れられないのは、自分の快楽のために使おうとして、悪い動機で願うからです。貞操のない人たち。世を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。(ヤコブの手紙4章1節ー4節)」と、その原因を語るとともにキリスト者も留意すべき点について語っています。ところで今日の聖句は「義は平和をつくり出し、義はとこしえの平穏と信頼をもたらす。」と、平和を成り立たせるのは義であり、その義がもたらす平穏と信頼は一時的なものではなく永遠のものであることから、その義は自分の義ではなくキリスト・イエスを信じる信仰によって与えられる神の義であるためにキリストとの関係が不可欠であり、神の子とされ、神との平和を持っているキリスト者も、自分の欲や感情に支配されてしまうと、神との関係が崩れてしまうために、人間関係が思わしくない状態になってしまうのではないでしょうか。イエス様はこの世が与えることのできない平安を与えてくださいます。パウロが「キリストの平和があなたがたの心を支配するようにしなさい。(コロサイ人への手紙3章15節)」と勧めているように、神との平和をもたらしてくださった十字架の恵みを忘れないようにしようではありませんか。