主の前では。どんな知恵も英知もはかりごとも、役に立たない。(箴言21章30節)

1.マタイの福音書22章15節ー22節
2.ルカの福音書4章1節ー14節
3.ヨハネの福音書8章1節ー9節
4.ローマ人への手紙11章33節ー36節

プテスマを受けて水から上がられると天が開け、神の御霊が鳩のように下り、聖霊に満たされたイエス様は悪魔の試みに会われましたが、みことばをもって対処し、悪魔に勝利されると聖霊の力に満たされたのでした(マタイの福音書3章16節ー4章10節及びルカの福音書4章1節ー14節)。パリサイ人たちはイエス様をことばのわなにかけようとして「税金をカイザルに納めることは、律法にかなっていることでしょうか。かなっていないことでしょうか。」と、尋ねたのですが、イエス様は「偽善者たち。なぜ、わたしを試すのか。納め金にする金をわたしに見せなさい。」と仰せられてから、一デナリを持ってきた人々に「これは、だれの肖像ですか。だれの銘ですか」と尋ねられ、彼らが「カイザルのです。」と答えると、「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」と今日の聖句が「主の前では。どんな知恵も英知もはかりごとも、役に立たない」と語っているように、人々が驚嘆するような答え方をされたのでした(マタイの福音書22章15節-22節)。パウロは「この知恵(神の知恵)を、この世の支配者たちは、だれひとりとして悟りませんでした。もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。(コリント人への手紙第一2章8節)」と語っています。この世の知恵や英知は罪や死の解決を与えることも、死後に対する答えも与えることができませんが、人間に必要な答えをすべて与えてくださる神の知恵であるみことばをしっかり握って生きるようにしようではありませんか。