主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である(箴言18章10節)
1.イザヤ書12章2節ー6節
2.ルカの福音書10章17節ー20節
3.ローマ人への手紙10章1節ー13節
4.ピリピ人への手紙2章6節ー11節
日本では、平安時代から屋敷の防御のために門の上に矢を納める倉として作られ、やがて武器庫になり、城が作られるとその城門や城壁の上には、防御だけでなく、敵が来た時には敵状を偵察して攻撃するためにやぐらが建てられたのですが、モーセが各部族の族長を約束の地を探るために遣わすにあたって、そこに人々が住んでいる町々は宿営かそれとも城壁の町かどうかを報告するように言われたように、エリコにしてもエルサレムにしても町全体が城壁に囲まれ、町を守るために城門や城壁の上にやぐらが建てられていたのでした。ところで、士師記9章51節ー53節に「この町の中に、一つ、堅固なやぐらがあった。すべての男、女、この町の者たちはみなそこへ逃げて、たてこもり、やぐらの屋根に上った。そこで、アビメレクはやぐらのところまで行って、これと戦い、やぐらの戸に近づいて、それを火で焼こうとした。そのとき、ひとりの女がアビメレクの頭にひき臼の上石を投げつけて、彼の頭蓋骨を砕いた。」とあるように、敵の攻撃が激しくなると人々はやぐらに避難したのでした。イエス様は弟子たちに彼らが散らされることを話されてから、「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝っている。(ヨハネの福音書16章33節)」と仰られました。今日の聖句「主の名は堅固なやぐら。正しい者はその中に走って行って安全である」を心に据えて、試みの中で苦悩するとき「主よ」と、勝利を与えてくださる主の御名を呼び求め、主の救いを待ち望もうではありませんか。