正しい人の光は輝き、悪しき者のともしびは消える。(箴言13章9節)
1.箴言24章19節ー20節
2.ヨハネの福音書1章1節ー5節
3.ローマ人への手紙3章10節ー26節
4.コリント人への手紙第二3章6節ー18節
人はとかく自分は正しい人と考えがちですが、イエス様は、一応神に感謝していても自分は正しいと確信していて、ほかの人々を見下しているパリサイ人の祈りと目を天に向けることもせず、自分の胸をたたいて「神様、罪人の私をあわれんでください。」と、祈られた取税人のたとえ話をもって、神が義と認めたのは取税人であり、その理由として「だれでも自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるのです。」と、正しい人かどうかは自分がどう思うかではないことを話されたのでした(ルカの福音書18章9節ー14節)。金持ちの青年がイエス様に「永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをすればよいのでしょうか。」と尋ねると、イエス様は「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方はおひとりです。」と(マタイの福音書19章16 節ー17節)、良い方は神以外にいないことを話されました。ヨハネは「私たちは神に属していますが、世全体は悪しき者の支配下にあることを知っています。」と、この世は悪しき者、すなわち悪魔(サタン)が支配していると語っています(ヨハネの手紙第一5章19節)。悪魔はイエス様にこの世の栄華を見せて「もしひれ伏して私を拝むなら、これをすべてあなたにあげよう。」と試みましたが、イエス様は「下がれ、サタン。『あなたの神である主を礼拝しなさい。主のみ仕えなさい。』と書いてある。」と、悪魔の誘惑に屈することをせず、最終的には復活を以て悪魔に勝利されたのでした。今日の聖句「正しい人の光は輝き、悪しき者のともしびは消える。」は、光とともしび、という表現で神と悪魔との違いを語っています。イエス様はご自身について「わたしは世の光りです。」と、キリスト者も「世の光り」と仰せられました。いのちのことばをしっかり握って世の光として生きようではありませんか。