あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。(エペソ人への手紙6章18節)

1.使徒の働き1章4節―8節
2.ローマ人への手紙8章15節―27節
3.テモテへの手紙第一2章1節―3節
4.ヤコブの手紙5章13節―18節

イエス様は昇天される前、弟子たちに「見よ。わたしは、わたしの父が約束されたものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高きところから力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。(ルカの福音書24章49節)」と仰せられるとともに「聖霊があなたがたの上に臨むとき、あなたがたは力を受けます。(使徒の働き1章8節)」とその力は聖霊によるものであることを話されたのでした。キリスト者となり聖霊に満たされたパウロは「あらゆる祈りと願いによって、どんなときにも御霊によって祈りなさい。そのために、目を覚ましていて、すべての聖徒のために、忍耐の限りを尽くして祈りなさい。」と、状況がどうであれ、御霊によって祈りや願いをするように勧めているのは、悪い動機で祈ることから守られ、神のみこころにかなった祈りをするためで、そのためには悪魔の策略に陥らないように目を覚まして祈るように勧めています。ペテロがイエス様に「主よ。兄弟が私に対して罪を犯した場合、何回赦すべきでしょうか。七回まででしょうか。」と尋ねると、イエス様は「わたしは七回までとは言いません。七回を七十倍するまでです。」と、限りなく赦すべきであることを語ったのでした(マタイの福音書18章21節―22節)。パウロは「怒っても罪を犯してはなりません。憤ったままで日が暮れるようであってはなりません。悪魔に機会を与えないようにしなさい。」と語ってから「互いに親切にし、優しい心で赦し合いなさい。神もキリストにおいてあなたがたを赦してくださったのです。」と勧めています((エペソ人への手紙4章26節―27節)。ですから兄弟姉妹のためには忍耐を尽くして祈るようにパウロは勧めているのではないでしょうか。今日のみことばに生きるために、御霊が与えられていることを、イエス様がとりなして祈っていてくださることを忘れないようにしようではありませんか。