神と、私たちの主イエスを知ることによって、恵みと平安がますます豊かに与えられますように。(ペテロの手紙第二1章2節)

1.ヨハネの福音書1章14節―17節
2.ローマ人への手紙5章17節―21節
3.エペソ人への手紙2章1節―9節
4.ヨハネの手紙第一3章18節―20節

キリスト者を、教会を迫害していたにもかかわらずダマスコへの途上でイエス様から声をかけられ、使徒とされたパウロは「私は使徒の中で最も小さい者であり、神の教会を迫害したのですから、使徒と呼ばれるに価しない者です。ところが、神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。働いたのは私ではなく、私とともにあった神の恵なのですが。(コリント人への手紙第一15章9節―10節)」と語っているように、キリストを知り、恵みを体験したことによって彼の書簡には必ず「私たちの父なる神と主イエス・キリストから、恵みと平安があなたがたもありますように。」という祈りがあります。キリスト者となっても完全ではないので、日々の生活において後悔するようなことを言ったリ、行ったりするだけでなく、過去の失敗や過ちを思い出して悩み苦しんだり、自分を責めてしまうようなことがあるのではないでしょうか。ですから、ペテロは「神と、私たちの主イエスを知ることによって、恵みと平安がますます豊かに与えられますように。」と祈っておられるのではないでしょうか。ヨハネはたとえ自分の心が責めるようなことがあっても神の御前では平安であるように語っています(ヨハネの手紙第一3章18節―19節)。罪人を救うために御子をお遣わしになった神の愛と恵みとまことを実現してくださったイエス様のすばらしさをますます知って恵みと平安をいただこうではありませんか。