神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。(伝道者の書3章11節)

1.イザヤ書55章6節―13節
2.ローマ人への手紙8章18節―28節
3.ローマ人への手紙11章25節―36節
4.ペテロの手紙第二3章3節―10節

主は地を行き巡り、そこを歩き回って来たサタンに「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいないのだが。」と仰せられるほどのヨブをサタンが試みることを主は許されたのでした。そのためにヨブは家族もすべてのものを失っただけでなく、彼自身も足の裏から頭の頂まで悪性の腫物で覆われて苦しまれただけでなく、私たちはヨブ記を読んでいますからその原因を知っていますが、ヨブも妻も三人の友達も原因を知らないために、妻は彼のために祈るどころか「それでもなお、あなたは自分の誠実を堅く保つのですか。神をのろって死になさい。」と言われ、三人の友達からは非難され苦悩されましたが、「今でも天には、私の証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は地に向かって涙を流します。その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。(ヨブ記16章19節―21節)」と、ヨブは神を見上げ驚くべき啓示を受け、やがて「私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。(ヨブ記42章5節)」と告白したのでした。ソロモンは「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない。」と語っていますが、「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。」と語っています。理解し難いようなことが起きても神はすべてのことをご存知で、神の時に神は答えを与えてくださる方であり、すべてのことを益としてくださることを心に据えて主を信頼して生きようではありませんか。