あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者をゆるがされるようにはなさらない。(詩篇55篇22節)
1.詩篇37篇1節―9節
2.詩篇68篇19節―20節
3.マタイの福音書11章28節―30節
4.ペテロの手紙第一5章7節―11節
神は永遠のお方で過去も現在も将来も全てご存知な方ですが、人は現在を生きながらも記憶力がありますから過去をふり返ることができますが、ある程度の予想を想定することができても、実は次の瞬間何が起こるのかを正確に知ることができませんし、パウロが「人の心のことは、その人のうちにある霊のほか、だれが知っているでしょう。(コリント人への手紙第一2章11節)」と、ダビデが「まことに、彼らは彼を高い地位から突き落とそうとたくらんでいる。彼らは偽りを好み、口では祝福し、心の中ではのろう(詩篇62篇4節)」と語っているように、人は他者の心のうちを正確に知ることができないので、人間関係にばかり心が奪われてしまうと、思い煩いや懐疑心に悩まされさまざまなことを背負い込んで心の安定を欠いてしまいがちになるのではないでしょうか。ダビデは解決策として「あなたの重荷を主にゆだねよ。主はあなたのことを心配してくださる。主は決して、正しい者をゆるがされるようにはなさらない。」と、また「神こそ、わが岩。わが救い。わがやぐら。私はゆるがされることはない。私の救いと、私の栄光は、神のうちにある。民よ。どんなときにも、神を信頼せよ。あなたがたの心を神の御前に注ぎ出せ。神はわれらの避け所である。(詩篇62篇6節―8節)」と勧めています。重荷だけでなく私たちをいつも背負っていてくださり(イザヤ書46章3節-4節)、すべてのことを益としてくだる主を信頼して心のうちを正直に主に申し上げて明け渡して、心と思いが守られるようにキリスト・イエスにある神の平安をいただくようにしようではありませんか。