私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。(コリント人への手紙第二4章16節)

1.ローマ人への手紙8章15節―24節
2.コリント人への手紙第二3章9節―18節
3.ピリピ人への手紙 3章17節―21節
4.ヘブル人への手紙10章36節―39節

今日は2023年の年明けの日ですが、よく考えてみるとすべての人が年を重ねることになり、若い時にはあまり感じませんが、年を重ねるうちに体力的に衰えていくのを感じるだけでなく、自分の人生の終わりを、死後どうなるのかを考えるようになり、死を思うとこの世が与えることができる希望は失われてしまうのではないでしょうか。ペテロはイエス様に「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と言いましたが、イエス様は「ペテロ。あなたに言いますが、きょう鶏が鳴くまでに、あなたは三度、わたしを知らないと言います。」と仰せられたように三度否定したのですが(ルカの福音書22章33節―34節)、死からよみがえられたイエス様にお会いし、聖霊に満たされた彼は生ける望みを持つ者となり(ペテロの手紙第一1章3節)、人を恐れずに他の使徒たちと立ち上がって大胆に福音を語り、三千人が救われ教会が生まれたのでした(使徒の働き2章14節ー41節)。パウロは「私たちは勇気を失いません。たとい私たちの外なる人は衰えても、内なる人は日々新たにされています。」とからだと心が反比例する世界を語っています。体力的には衰えを感じても、老いを嘆いたり落胆したりするのではなく死を超えた世界、すなわちイエス様にお会いする日が近づいていることを考えるなら、私たちの内なる人、すなわち神の律法を喜んで生きようとする心(ローマ人への手紙7章22節)は強められ、信仰から信仰へと生きる力が与えられ、生き生きとした人生を歩むことができるようになのではないでしょうか。この世は滅びに向かっていますが、キリスト者は滅びる者ではなく永遠のいのちが与えられていることを忘れないようにしようではありませんか。