神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。(ヨハネの手紙第一5章3節)
1.詩篇19篇7節―8節
2.詩篇119篇130節―135節
3.ヨハネの福音書14章15節―26節
4.ヨハネの手紙第一3章18節―20節
律法の専門家が「先生。律法の中で、大切な戒めはどれですか。」と尋ねると、イエス様は第一の戒めとして神を愛すること、第二の戒めとして隣人を愛することであると仰せられました。すなわち、戒めを守る秘訣は「愛」にあることを、しかも、その愛はギリシャ語の「アガパオ」すなわち、聖霊によって与えられる「神の愛」で愛することを語っています。ところで、通常、人が愛することは感情によるものですが、目に見えない神を愛しているかどうかは感情によるものではなく、イエス様が「もしあなたがわたしを愛するなら、あなたはたはわたしの戒めを守るはずです。」と、今日の聖句が「神を愛するとは、神の命令を守ることです。」と、神の命令であるみことばに生きることであることを語っています。ところで、イエス様はだれが一番偉いかなどと議論している弟子たちに「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。(ヨハネの福音書15章12節)」と仰せられました。イエス様はペテロが三度イエス様を否定しても彼を責めるようなことはしませんでしたし、事前に彼の信仰がなくならないようにとりなして祈られたように、主は私たちの弱さをご存知でとりなしていてくださるのです。イエス様が示された愛は「赦し」にあることを思います。今日の聖句は「神を愛するとは、神の命令を守ることです。その命令は重荷とはなりません。」と語っています。神の命令が重荷にならない秘訣は、パウロが「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。(エペソ人への手紙4章32節)」と語っているように神がどのような方であり、どのようなことをされたかを思い起こすことによるのではないでしょうか。