身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。(ペテロの手紙第一5章8節―9節)

1.マタイの福音書4章1節―11節
2.ローマ人への手紙16章17節―20節
3.エペソ人への手紙6章10節―18節
4.ヤコブの手紙4章1節―7節

イエス様は「あなたは、生ける神の御子キリストです。」と申し上げたペテロに「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいますわたしの父です。」と言われたのですが、ご自身がエルサレムで長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しを受け、殺されるけれども三日目によみがえられることを弟子たちに話されると、ペテロが「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずがありません。」と言ったので、イエス様は「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と言われ(マタイの福音書16章16節―17節及び21節―23節)、十字架にかけられる前には、ペテロに「シモン、シモン。見なさい。サタンが、あなたがたを麦のようにふるいにかけることを願って聞き届けられました。しかし、わたしは、あなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。」と、言われたように、彼は「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と申し上げましたが、三度イエス様を否定したのでした。二度もサタンの策略に陥ったペテロは「身を慎み、目をさましていなさい。あなたがたの敵である悪魔が、ほえたける獅子のように、食い尽くすべきものを捜し求めながら、歩き回っています。堅く信仰に立って、この悪魔に立ち向かいなさい。ご承知のように、世にあるあなたがたの兄弟である人々は同じ苦しみを通って来たのです。」と勧めています。御霊に満たされる前のペテロのように過信することなく、十字架を偲ばれた信仰の完成者であるイエス様を仰ぎ見るとともに、イエス様がみことばをもって悪魔の試みに勝利されたように、みことばで生きるようにしようではありませんか。