あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。(ヨハネの福音書14章1節)
1.箴言3章3節―8節
2.コロサイ人への手紙2章7節―10節
3.ペテロの手紙第二1章1節ー4節
イエス様はご自身がこの世を去る時が来たことを知られて、イエス様を裏切るユダが出て行った時、他の弟子たちに「子どもたちよ。わたしはいましばらくの間、あなたがたといっしょにいます。あなたがたはわたしを捜すでしょう。そして、『わたしが行く所へは、あなたがたが来ることはできない』とわたしがユダヤ人に言ったように、今はあなたがたにも言うのです。」と仰せられてから、イエス様の弟子であることをすべての人が認めるためにお互いに愛し合うように話されたのでしが、ペテロは「主よ、どこにおいでになるのですか。」と尋ねたので、イエス様が「わたしが行く所に、あなたは今ついて来ることができません。しかし、後にはついて来ます。」と答えられると、ペテロは「主よ。なぜ今はあなたについて行くことができないのですか。あなたのためにはいのちをも捨てます。」と再度尋ねると、イエス様は、「まことに、まことに、」と真実を告げますと言われ「鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言います。」と預言されてから、弟子たちに「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。」と仰せられたのは、ユダヤ人も弟子たちもイエス様がローマの支配から解放してくださる、と思っていたのですが、そのイエス様が、自分たちがついていけないような所に行ってしまうということを聞いて不安になっていたことがわかります。イエス様は続けて、助け主である聖霊が来られることを(ヨハネの福音書14章16節― 17節)、平安を与えてくださることを約束され、再度「心を騒がしてはなりません。恐れてはなりません。(ヨハネの福音書14章27節)」と仰せられたのでした。私たちも不安になって心が騒ぐような状態に陥ることがありますが、そのような時、罪や永遠の死から救うために御子イエス様をお遣わしくださった神のことを、苦しみながらも私たちのためにご自身を捧げられ、ペテロのために信仰がなくならないように祈られたイエス様がすべてのことを益としてくださることを忘れずに、イエス様が仰せられたように神とイエス様を信じて主からの平安をいただこうではありませんか。