神の宮に行くときは、自分の足に気をつけよ。近寄って聞くことは、愚かな者がいけにえをささげるのにまさる。彼らは自分たちの悪を行っている事を知らないからだ。(伝道者の書5章1節)

1.サムエル記第一1512節―23
2.ローマ人への手紙8章3節ー8節
3.エペソ人への手紙4章17節ー24節
4.エペソ人への手紙5章8節―17節

イスラエルの長老たちがサムエルに「今や、あなたはお年を召され、あなたのご子息たちは、あなたの道を歩みません。どうか、今、ほかのすべての国民のように、私たちをさばく王を立ててください。」と言ったので、彼は主に祈ると主は「この民があなたに言うとおりに、民の声を聞き入れよ。それはあなたを退けたのではなく、彼らを治めているこのわたしを退けたのであるから。わたしが彼らをエジプトから連れ上った日から今日に至るまで、彼らのした事といえば、わたしを捨てて、ほかの神々に仕えたことだった。そのように彼らは、あなたにもしているのだ。今、彼らの声を聞け。ただし、彼らにきびしく警告し、彼らを治める王の権利を彼らに知らせよ。」と仰せられたのでした。主は王としてサウルを立てられたのですが、サムエルは民だけでなくサウルも主を恐れ、主に仕え、主の御声に聞き従い、主の命令に逆らわないように勧告するとともに、「今一度立って、主があなたがたの目の前で行われる大きなみわざを見なさい。今は小麦の刈り入れ時ではないか。だが私が主に呼び求めると、主は雷と雨とを下される。あなたがたは王を求めて、主のみこころを大いにそこなったことを悟り、心に留めなさい。」と言ってから主に叫び求めたので、主は、その日、雷と雨をとを下されたのでした。そのため、民はサムエルに「あなたのしもべどものために、あなたの神、主に祈り、私たちが死なないようにしてください。私たちのあらゆる罪の上に、王を求めるという悪を加えたのですから。」と、自分たちが罪を犯したことに気づかされたのでした。サウルは主の霊が臨んで心が新しくされたにもかかわらず(サムエル記第一10章6節及び9節)、肉の思いに支配されて、主の御声に聞き従わず、女性たちが「サウルは千を打ち、ダビデは万を打った。」と歌ったのを聞いてダビデを疑いの目で見るようになりダビデを殺害することに心が向いてしまったのでした。今日の聖句「神の宮に行くときは、自分の足に気をつけよ。近寄って聞くことは、愚かな者がいけにえをささげるのにまさる。彼らは自分たちの悪を行っている事を知らないからだ。」を心に据えて、肉の思いや情欲に勝利するために、愚かな者、すなわち神を認めない世と調子を合せることのないように、礼拝で語られる主からの語りかけに応答し、みことばで生きるようにしようではありませんか。