二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。(マタイの福音書10章29節)

1.ヨブ記421節―2
2.マタイの福音書624節―33
3.コリント人への手紙第一10章13節ー14節
4.コリント人への手紙第二12章1節―9節

地を行き巡り、そこを歩き回って来たサタンに「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいないのだが。」と、主が言われると、サタンが「あなたは彼と、その家とそのずべての持ち物との回りに、垣を巡らしたではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝福されたので、彼の家畜は地にふえ広がっています。しかし、あなたの手を伸べ、彼のすべての持ち物を打ってください。彼はきっと、あなたに向かってのろうに違いありません。」と答えたので、主は「では、彼のすべての持ち物をおまえの手に任せよう。ただ彼の身に手を伸ばしてはならない。」と、サタンが試みることを許されたので、サタンは略奪隊、すなわち人災や自然災害をもってヨブの所有物はじめこどもたちのいのちも奪ったのでした。しかし、ヨブは「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」と言い、サタンの願ったように主をのろうことをしなかったので、サタンはヨブ自身を打つなら、「彼はきっと、あなたをのろうに違いありません。」と言ったので、主はヨブ自身を試みることを許されたのでサタンは悪性の腫物でヨブを苦しめたのですが、「私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」と、主の主権を認めたのでした。ヨブが主をのろうようなことをしないことを主はご存知でサタンがヨブを試みることを許されたのではないでしょうか。パウロは信じられないほど、さまざまな苦難を受け迫害されましたが(コリント人への手紙 第二11章23節―27節)、「あなたがたの会った試練はみな人の知らないようなものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。(コリント人への手紙 第一10章13節)」と励ましています。イエス様は「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。」と、どんな小さなことも主の許しの中で起こることを語っているのではないでしょうか。コロナがなかなか終息せず、ワクチン開発が進んでいますが、コロナ自体は悪しき者の働きが背後にあることを、主の許しの中でのできごとであることを留意するとともに、ユーチューブなどでクリスマスメッセージを多くの人が聞かれ、イエス様を信じたいという思いが多くの人に与えられるように祈ろうではありませんか。