まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちのふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。(マタイの福音書18章19節)

1.ヨハネの福音書1711節―23
2.使徒の働き229節―47
3.エペソ人への手紙6章10節ー20節
4.ピリピ人への手紙1章27節―2章2節

イエス様は「祈るときには、偽善者たちのようであってはいけません。彼らは人に見られたくて会堂や通りの四つ角に立って祈るのがすきだからです。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。あなたは、祈るときには自分の集まった部屋に入りなさい。そして、戸をしめて、隠れた所におられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。(マタイの福音書6章5節―6節)」と、個人の祈りを奨励しましたが、今日の聖句に「まことに、あなたがたにもう一度、告げます。もし、あなたがたのうちのふたりが、どんな事でも、地上で心を一つにして祈るなら、天におられるわたしの父は、それをかなえてくださいます。」とあるように、イエス様はキリスト者が集まって祈ることを奨励しています。使徒の働き4章には、いっさいイエスの名によって語ったり教えたりならないと、と命じただけでなく彼らをおどしたうえで釈放されたペテロとヨハネは、仲間のところに行き祭司長や長老たちが彼らに言ったことを残らず報告すると、それを聞いた人々はみな、心を一つにして詩篇2篇を引用してから「主よ。いま彼らの脅かしをご覧になり、あなたのしもべたちにみことばを大胆に語らせてください。御手を伸ばしていやしを行わせ、あなたの聖なるしもべイエスの御名によって、しるしと不思議なわざを行わせてください。」と祈ると、その場所が震い動き、一同は聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した、とあるように、キリスト者たちが心を一つにして祈る大切さがわかります。キリスト者は十字架の血によって神の家族とされていますが、育った背景はそれぞれ異なりますし、考え方もさまざまですし、信仰歴も主の訓練もそれぞれ違いますが、すべてのキリスト者には御霊が与えられています。ですから心が一つとなるためには、御霊は一つですから、御霊によって祈ることが大切ではないでしょうか(エペソ人への手紙6章18節)。御霊は祈るべきことをお示しくださって祈りをお導きくださいますが、聖書は神の霊感によって書かれていますから、弟子たちが詩篇を引用したようにみことばの約束をもって祈ることも御霊によって祈ることになるのではないでしょうか。教会の祈祷会になるべく出席して祈ろうではありませんか。