神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(イザヤ書30章15節)
1.詩篇46篇1節―11節
2.詩篇116篇1 節―8節
3.イザヤ書40章27節―31節
4.コリント人への手紙 第二4章15節ー18節
人はとかく目に見える状態がすべてのように思いがちですが、実は目に見えない力が目に見える世界に影響を与えていることを、目に見えない力には神の力と悪魔の力があることを聖書は明らかにしています。ヨブ記の1章6節―19節を見ると人災にしても自然災害にしても災害そのものは悪魔の働きによってもたらされることがわかりますが、悪魔は神が許される範囲内でしか働けないことも語っています。このところコロナだけでなく、台風や大雨によって甚大な被害が日本だけでなく多くの国々にもたらされている状況は、経済的な不安をももたらし、キリスト者も含め多くの人々に生活に対する不安と恐れをもたしているのではないでしょうか。パウロは「悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。(エペソ人への手紙6章12節)」と、キリスト者は悪魔に立ち向かうことができることを語っています。今日の聖句は「神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」と力を得るための四つの要素、「立ち返る」「静かにする」、「落ち着く」、「信頼する」を語っています。主は「わたしこそ神であることを知れ(詩篇46篇10節)」とお仰せられました。ヘブル人への手紙4章11節は、神の安息に入るように勧めています。ピリピ人への手紙4章6節―7節は「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」と勧めています。伝道者の書3章1節「天の下では、何事にも定まった時期があり、すべての営みには時がある。」を同章11節「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた、しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見極めることができない。」と語っているように、いつコロナが収束するかわかりませんが、主が時をもっておられることを認め、心の中にある不安や恐れを正直に主に申し上げるとともに、主がどのような方であるかを思い起こし、主を信頼して生きようではありませんか。