神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。(テトスへの手紙3章5 節)

1.コリント人への手紙 第二 39節―18
2.コリント人への手紙 第二517節―18
3.エペソ人への手紙2章1節ー10節
4.コロサイ人への手紙3章2節―11節

夜、イエス様を訪ねて来たパリサイ人でユダヤ人の指導者ニコデモに、イエス様が「まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」と仰せられたので、ニコデモは「人は、老年になっていて、どのようにして生まれることができるのですか。もう一度、母の胎に入って生まれることができましょうか。」と尋ねたのでした。そこで、イエス様は「まことに、まことに、あなたに告げます。人は水と御霊によって生まれなければ、神の国に入ることができません。肉によって生まれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。あなたがたは新しく生まれなければならない、とわたしが言ったことを不思議に思ってはなりません。(ヨハネの福音書3章1節―7節)」と、神の国に入る、すなわち天国だけでなく、この世で御国の民として生きるためには生まれながらの状態ではなく、聖霊によって新しく生まれる必要があることを話されました。教会を迫害していたにもかかわらず神のあわれみによってキリスト者となり、聖霊に満たされ主に仕える者となったパウロは「神は、私たちが行った義のわざによってではなく、ご自分のあわれみのゆえに、聖霊による新生と更新との洗いをもって私たちを救ってくださいました。」と、救いは、自分の力や思考、行いによるものではなく、イエス様を信じる者に与られる聖霊の働きによるものであることを語るとともに、聖霊の働きは新しく生まれさせてくださるだけでなく、日々新しくしてくださり、内なる人を聖めてくださることを語っています。パウロの「この世と調子を合わせていけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)」という勧めに従って、救われていることを感謝するとともに、神のみこころをご存知な聖霊様の助けを得て、日々、自分に生きるのではなく、心を自分に向けて自分の考えや思いで生きるのではなく、信仰の完成者であるイエス様に向け、神のみこころを明白に語っているいのちのみことばをしっかり握って、救われた者として生きようではありませんか。