正しい者の悩みは多い。しかし、主はそのすべてから彼を救い出される。(詩篇3419節)

1.詩篇731節―26
2.ヘブル人への手紙12章2節ー11節
3.ペテロの手紙 第二2章6節―8節

神は人をご自分のかたちとして創造され祝福され、「生めよ。ふえよ。地を満たせ。地を従えよ。海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」と仰せられたのですが、エバとアダムが罪を犯したことによってヨハネの手紙 第一5章19節が「私たちは神からの者であり、世全体は悪い者の支配下にあることを知っています。」と、語っているようにこの世は悪魔の支配下に置かれてしまったのでした。イエス様は悪魔について「悪魔は初めから人殺しであり、真理に立っていません。彼のうちには真理がないからです。彼が偽りを言うときは、自分にふさわしい話し方をしているのです。なぜなら、彼は偽り者であり、また偽りの父であるからです。(ヨハネの福音書8章44節)」と仰せられました。ですから、この世は偽り者である悪魔の支配下にあるために「うそも方便」と、「うそ、偽り」は罪であるという意識がないのではないでしょうか。イザヤ書5章20節ー24節は「ああ。悪を善、善を悪と言っている者たち。彼らがやみを光、光をやみとし、苦味を甘み、甘みを苦味としている。ああ、おのれを知恵ある者とみなし、これを、悟りがある者と見せかける者たち。ああ、酒を混ぜ合わせることにかけての豪の者。彼らはわいろのために、悪者を正しいと宣言し、義人からその義をとりさっている。それゆえ、火の舌が刈り株を焼き尽くし、炎が枯れ草をなめ尽くすように、彼らの根は腐れ、その花も、ちりのように舞い上がる。彼らが万軍の主のみおしえをないがしろにし、イスラエルの聖なる方のみことばを侮ったからだ。」と、私たちが目にしている社会、キリスト者を含め、神の民が悩みの中に置かれておることを、しかし、やがて万軍の主が報復されることを語っています。現在もイスラム教から改宗してクリスチャンになるといのちがねらわれるような状況があります。イエス様は弟子たちに「あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世にかったのです。(ヨハネの福音書16章33節)」と仰せられました。人々との関係だけでなく、パウロのように自分がいかにみじめな者であるかを思わされ悩むことがあっても、今日の聖句「正しい者の悩みは多い。しかし、主はそのすべてから彼を救い出される。」を心にしっかり留め置いて、パウロがキリス・イエスに解決を見出し、神の愛の深さを実感したように(ローマ人への手紙7章23節―8章2節及び8章38節―39節)、主に心の内を正直に申し上げ、主の救いを待ち望もうではありませんか。