箴言23章17節

あなたは心のうちで罪人をねたんではならない。ただ主をいつも恐れていよ。

<関連聖句>

1.詩篇1篇1節―6節
2.詩篇37篇1節―9節
3.箴言24章1節―2節
4.ヤコブの手紙1章12節―21節

<メッセージ>

ダビデが「主よ。私はあなたに呼ばわります。私の岩よ。どうか私に耳を閉じさせないでください。私に口をつぐまれて、私が、穴に下る者と同じにされないように。私の願いの声を聞いてください。私があなたに助けを叫び求めるとき。私の手をあなたの聖所の奥に向けて上げるとき。どうか、悪者どもや不法を行う者どもといっしょに、私を片づけないでください。彼らは隣人と平和を語りながら、その心には悪があるのです。(詩篇28篇1節―3節)」と、詩篇624節が「口では祝福し、心の中ではのろう。」と語っているように「のろう」ことはしなくても、「本音と建前」ということばが象徴するように、話している内容と心の中で思っていることに相違があることがあるのではないでしょうか。

その原因のひとつに人の考えや思いを見抜いてしまう神の存在をお存じないことがあげられるのではないでしょうか。キリスト者も気をつけないと、日常生活において主を忘れて肉の思いに支配されると肉の行い(ガラテヤ人への手紙5章19節―21節)に走ってしまい、口には出さなくても人々をねたんでしまうことがあるのではないでしょうか。

ヘブル人への手紙12章2節―3節は「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスはご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに、十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。あなたがたは罪人たちのこのような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。」と、そして今日の聖句が「あなたは心のうちで罪人をねたんではならない。ただ主をいつも恐れていよ。」と勧めているように、私たちが肉の行いから守られるために、主がどんな偉大な方であるかを思い起こしイエスさまから目をは離さないように生きようではありませんか。