まことに、主はこう仰せられる。「バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる。わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げーそれはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。(エレミヤ書29章10節−11節)

1.イザヤ書558節―11
2.ヨハネの福音書1422節―27
3.ローマ人への手紙4章19節―5章5節

 

パウロは「兄弟たち。私はあなたがたに、ぜひこの奥義を知っていただきたい。それは、あなたがたが自分で自分を賢いと思うことがないようにするためです。その奥義とは、イスラエルの一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、こうしてイスラエルはみな救われる、ということです。こう書かれているとおりです。『救う者がシオンから出て、ヤコブから不敬虔を取り払う。これこそ、彼らに与えたわたしの契約である。それは、わたしが彼らの罪を取り除く時である。』彼らは福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれば、父祖たちのゆえに、愛されている者なのです。神の賜物と召命とは変わることがありません。(ローマ人への手紙11章25節―29節)」と、イスラエルの一部、すなわちユダヤ人たちが神に逆らって彼らが待ち望んでいたメシアがイエス様である事を認めないどころか、十字架につけてしまったことによって、イスラエルだけでなく、異邦人、すなわちユダヤ人以外の全世界の人々のための救いを成就されたのでした。イスラエルの歴史を見れば、イスラエルの民は神がどんな偉大な方であるかを体験している民であるにもかかわらず、偶像崇拝の罪を犯したためにバビロンに捕囚となってしまったのですが、今日の聖句「まことに、主はこう仰せられる。『バビロンに七十年の満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにわたしの幸いな約束を果たして、あなたがたをこの所に帰らせる。わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。―主の御告げーそれはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。』」は、捕囚の期間は七十年で終わる事を告げられただけでなく、神はご自分の民にご計画とそのご計画が与えるものとを語っています。イスラエルの民は主を捨てたり、不信仰に陥るようなことを何度も繰り返しましたが、主は決してご自分の民を見捨てる事なく、1948年にイスラエルが再建されたのでした。神の家族とされているすべてのキリスト者に主はご計画をもっておられることを、私たちを背負っていてくださりすべてのことを益としてくださることを感謝し、みことばの真理に生きようではありませんか。