あなたは私の歩みと伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。(詩篇139篇3節)

1.詩篇43節―8
2.詩篇1211節―8
3.ルカの福音書2231節―34
4.ヨハネの福音書10章11節ー16節

パリサイ人であった時のサウロとも呼ばれていたパウロはキリスト者を激しく迫害していたので、主から「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロという足るソジンをユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。彼は、アナニヤという者が入って来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」と言われたアナニヤが「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなひどいことをしたか聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司たちから授けられているのです。」と答えたのですが、主が「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。彼がわたしの名のために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」と言われたで、アナニヤは主の声に従ってパウロのもとに行き「兄弟サウロ。あなたのくる途中、あなたに現れた主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」と告げると、パウロの視力は戻り、聖霊に満たされたパウロは諸会堂でイエスは神の子であると宣べ伝える者になったのでした。「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。ローマ人への手紙11章33節」と語っているようにアナニヤや弟子以上にパウロ自身が一番驚いたのではなかと思います。パウロは主が預言されたように迫害されさまざまな試練を受けましたが、主がいつもともにいてくださり、守ってくださることを、どんなものでも、死さえもキリスト・イエスにある神の愛から引き離すことはできないという確信して生涯を全うしたのでした(ローマ人への手紙8章38節―39節)。今日の聖句「あなたは私の歩みと伏すのを見守り、私の道をことごとく知っておられます。」を、心に据えて、不安や恐れに満ちている昨今、眠ることもなく私たちを守り導き、私たち以上に私たちのことをよくご存じで罪に定められないようにとりなしていてくださる平和の君である主がいつもともにいてくださることを忘れないようにしようではありませんか。