私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。(ヘブル人への手紙1039節)

1.ヨハネの福音書1023節―30
2.ローマ人への手紙815節―24
3.ピリピ人への手紙3章2節―16節

イエス様を見た悪霊につかれ、墓場に住んでいた男は叫び声をあげ、御前にひれ伏して大声で「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのです。お願いです。どうか私を苦しめないでください。」と言ったのですが、それはイエス様が汚れた霊にその人から出て行くように命じたからでした(ルカの福音書8章27節―29節)。汚れた霊どもは「あなたこそ神の子です。(マルコの福音書3章11節)」と、イエス様とイエス様の権威を知っていたので恐れたのです。そのようなイエス様が聖霊なる神として私たちの心に内住しておられるのです。悪魔や悪霊が恐れているのはキリスト者であり、エリマキトカゲにしても孔雀にしても実際、からだ自体は小さいのに恐れると相手を威嚇するために大きく見せるのと同じように、悪魔や悪霊は神よりも力があるかのように威嚇してくるのではないでしょうか。ローマ人への手紙8章15節「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れるような、奴隷の霊を受けたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって『アバ、父』と呼びます。」を心に据えて今日の聖句が「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。」と語っているように、永遠のいのちが与えられていることを感謝するとともに、ヤコブの手紙4章7節が「神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたから逃げ去ります。」と勧めているように、恐れや思い煩いを投げかけてくる悪魔や悪霊に目を留めて後ずさりするのではなく、人にはできないことでも神にとって不可能なことはないことを、どんな出来事も益としてくださる主を見上げて生きることができるように、慰め主であり、おくびょうの霊ではなく、力と愛と慎みの霊である(テモテへの手紙 第二 1章7節)聖霊様に助けていただこうではありませんか。