何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6節ー7節)
1.マルコの福音書11章22節ー25節
2.テサロニケへの手紙第一5章16節ー18節
3.ヤコブの手紙1章5節ー8節
4.ヨハネの手紙第一5章14節ー17節
パウロは「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」と、どんなことも、どんな時にも祈りや願いをする時には、不安や恐れを抱えながら祈ったり願ったりするのではなく、感謝をもって祈りや願いを主に申し上げるように勧めていますが、そのために必要なのは詩篇50篇23節が「感謝のいけにえをささげる人は、わたしをあがめよう。」と、「感謝のいけにえ」すなわち、感謝できないような状態であっても感謝することを可能にする秘訣は主をあがめることにあることを語っているように、思い煩わせていることから目を離して主を見上げることにあるのではないでしょうか。その結果「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」と、私たちの心と思いを守ることができるのは、「大丈夫、大丈夫、何とかなるさ」と、自分に言い聞かせるようなものではなく、イエス様が「わたしは、あなたがたにわたしの平安を与えます。わたしがあなたがたに与えるのは、世が与えるのとは違います。あなたがたは心を騒がせてはなりません。恐れてはなりません(ヨハネの福音書14章27節)」と仰せられたように、この世が、私たちの考えでは考えられないような私たちの心と思いを守ってくださる神の平安はイエス様との関係によって与えられることを、主は私たちの良き牧者であることを忘れないようにしようではありませんか。
