主に感謝することは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。(詩篇92篇1節)

1.詩篇95篇1節ー3節
2.ピリピ人への手紙4章4節ー6節
3.テサロニケへの手紙第一5章16節ー18節
4.ヨハネの手紙第一5章14節ー15節 

「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたら良いのでしょうか。」と尋ねた金持ちの青年にイエス様は「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方は、ひとりだけです。」と(マタイの福音書19章16節ー17節)、青年の質問に対する答えとしては的外れのようなことを言われましたが、この世において人が良いこと、と思って行動しても、独裁者が支配していたり、神を認めず、言論の自由が奪われている国においては「良いこと」と思って行動しても、反逆罪とされて拘束されたり、最悪の場合には殺されてしまうように、支配者がどのような人であるかによって「良いこと」であるはずのことが「良いこと」とはみなされないからではないでしょうか。しかも、パウロがいつも善をしたいのにそれができないで悩まれ、自分の中に罪があることを認めて自分のことをみじめな者と告白されたように、すべての人はパウロと同じ立場にいるのではないでしょうか。ですから「良い方は、ひとりだけです」と、イエス様は真実を語られたのでした。教会を迫害していたにもかかわらず、使徒とされたパウロが「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(テサロニケへの手紙第一5章18節)」と、今日の聖句が「主に感謝することは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名にほめ歌を歌うことは。」と勧めているように、主はすべてのことを益としてくださる良きお方ですから、神が望んでおられるように全てのことを感謝し、主をほめたたえる賛美をささげて生活しようではありませんか。