わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。(ヨハネの福音書15章12節)

1.ヨハネの福音書10章7節ー18節
2.ヨハネの福音書13章1節ー17節
3.ローマ人への手紙4章25節ー5節
4.ヨハネの手紙第一4章7節ー12節

イエス様はユダヤ人たちに「あなたがたは、聖書の中に永遠のいのちがあると思うので、聖書を調べています。その聖書が、わたしについて証言しているのです。それらのに、あなたは、いのちを得るためにわたしのもとに来ようとはしません。わたしは人からの栄誉は受けません。ただ、わたしはあなたがたを知っています。あなたがたのうちには、神の愛がありません。( ヨハネの福音書5章39節ー44節)」と、パウロが「神の愛は聖霊によって私たちの心に注がれているからです(ローマ人への手紙5章5節)」と語っているように、人はギリシャ語のストルケ(親子の愛)、フィレオ(友情)、エロス(性的愛)は持っていても、アガペ(神の愛)は聖霊によって神から与えられるものであり、聖霊はイエス様との関係においてはじめて与えられるものであるために、イエス様はユダヤ人たちに神の愛がない、とはっきり仰せられたのでした。福音書の弟子たちはだれが一番偉いかなどと論議し合い、ヤコブとヨハネが「あなたの栄光の座で、ひとりを先生の右に、ひとりを左にすわらせてください。」とイエス様に言ったことを知った他の弟子たちは腹を立てたのでした。イエス様は「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合うこと、これがわたしの戒めです。」と、神の愛で愛したように、弟子たちも神の愛で愛し合うように命じられたのでした。パウロは「神の聖霊を悲しませてはいけません。(エペソ人への手紙4章30節)」「御霊を消してはいけません(テサロニケへの手紙第一5章19節)」と勧めているのは、神の愛に生きるためであり、その秘訣をパウロの「お互いに親切にし、心の優しい人となり、神がキリストにおいてあなたがたを赦してくださったように、互いに赦し合いなさい。(エペソひとへの手紙4章32節)」という勧めに見るのではないでしょうか。十字架で示された神の愛を忘れないようにしようではありませんか。